最果タヒ「太陽の詩」
"不幸なニュースをきいて、生きている実感がわくような、そんな女の子はいつだって刹那で、今すぐ愛してほしいと言ってそうな顔をしている。だからかわいいんだって、きみは言うし、私は死ねってきみに対して思う。きみがすぐに私に殺されそうだから、私はきみに刹那を感じる。かわいい。愛情なんてものを秤にかけるのやめましょう。ある人たちから見ればぼくらはなにひとつ、愛しあっていないのかもしれなかった。にせものなのかもしれなかった。そのことが無性にぼくらの愛を深めていくこと、そいつらにはわからないんだろう。
  
「テレビの詩」最果タヒ
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"きみの孤独がきみに気づかれずに死んでゆく
私の名前を私が消して、いつか誰にも言わない場所で、ひとりきりで囁きたい
嘘はあるよ、愛はあるよ、本当は、行ったことのない場所に帰りたい
きみが不幸でさみしい人だとしたら、と想像した
そしたら急に好きになった。
   
「カラオケの詩」最果タヒ
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最果タヒ「プールの詩」
最果タヒ「月の詩」
"きみだけを救いたいとおもうのはなんなのだろう。愛じゃないならなんなんだろう。どこかにわたしのスイッチがおちていて、それを押せば、きみなんてどうでもいいぐらい、世界中が愛おしくなるのかもしれない。
本当は、早くそうなりたい。
愛で世界を救えると、言ってくれるのはテレビだけ。
本で読んだことのある、愛とか死とかしかない人生を生きている人間ばっかりの町。
きみが、誰かを愛したら、たぶん私は軽蔑するんだろう。
   
「リモコンの詩」最果タヒ
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最果タヒ「リモコンの詩」 2
最果タヒ「水着の詩」 2
"きみの孤独がきみに気づかれずに死んでゆく
私の名前を私が消して、いつか誰にも言わない場所で、ひとりきりで囁きたい
嘘はあるよ、愛はあるよ、本当は、行ったことのない場所に帰りたい
きみが不幸でさみしい人だとしたら、と想像した
そしたら急に好きになった。
   
「カラオケの詩」最果タヒ
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"愛ってことばをふりかざしたら、だれでも傷つけられる。
武器を捨てようって、ぼくを愛さなかったひとが言っている。
電話が鳴らないから、電話を捨てた。恋をしないから、体を沈めた。
自然のために人間は、死ぬべきだと心から思う。
だれかを愛することが、ぼくはきっとうまいはず。
   
「爆弾の詩」最果タヒ
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